「一流になりたければ、一流ホテルで遊べ。」
これは、10代の頃に銀座でBARなどを経営している、知り合いの方から教わった事。
その方は、外出時にお手洗いに行きたくなったらわざわざ一流ホテルまで足を運び
利用するくらいの徹底ぶりだった。
一流ホテルで遊ぶ、、、シガーやランチ、ディナーなど、、、
色々とあるけれど中でもラウンジで行われているアフタヌーンティーは
手軽に上質な気分を味わえる遊びだろうと思う。
昨日は、恵比寿のウェスティンホテル東京でチョコレートアフタヌーンティーが
期間限定で行われていたので、予約をして行ってきた。
久しぶりに行くウェスティンホテルは相変わらず素敵な佇まいで、入り口に
入った瞬間から気分を上げさせてくれていた。その上で案内された席が
窓際のフカフカなソファー席だったから、それだけでも優雅な雰囲気を充分に
味わう事が出来た。
今回のアフタヌーンティーで一番楽しみにしていたのは、卵を使用していない
拘りのスコーンと、ダージリンだった。
季節的にもしかしたら、秋に摘み取るサードフラッシュが飲めるかも
と期待をしていったけれど、残念ながら夏に摘み取るセカンドフラッシュしか
置いていなかったので、最初の一杯目はそれを頼んでみた。
カップは、Noritakeのシンプルな物でセカンドフラッシュのダージリンが運ばれてきた。
最初の一口目から香りが口の中で広がり、奥行もありまろやかな味わいでとても満足できた。
サンドウィッチ、キッシュ、オープンサンドを頂き、下段を食べ終わった時に
やっと楽しみにしていたスコーンが食べられるとテンションがマックスに上がった。
添えられていたのは、ブルーベリー、ハチミツ、マドレーヌの3種類のジャムと
バターではなくクロテッドクリームという珍しいクリームだった。
スコーンをちぎり、ハチミツをたっぷりと塗り、そのクロテッドクリームを上から
重ねて一口で食べてみたら、なんと美味しい事か、、、
スコーンの軽さと、ハチミツの濃厚さ、そしてクロテッドクリームのまろやかさが
絶妙に溶け合い、口の中で美味しさが暴れまわっていた。
美味しさのあまり、思わず天井を見上げて心の中でオーマイガー!と叫んでしまった。
チョコレート特集と言う事で、どれも手の込んだチョコレート菓子が並んでいて
一つ一つを味わいながら食べて行った。
その中でひときわ美味しかったのが、シンプルな見た目のガトーショコラだった。
ガトーショコラと言うと、少しパサついたイメージがあったのだが
ここのガトーショコラは、生チョコをそのまま食べている様な
しっとりと濃厚な作りだった。甘さも、上品な甘さでチョコレート好きな人には
たまらない一品だろう。
そのガトーショコラを頂いている時に飲んでいたのが、ピスタチオがアクセントに
散りばめられた、バナナオレ。ミルクの味わいが、ガトーショコラの濃厚さと
口の中で混ざり合うと、また違うスィーツを食べている様な感じになった。
全体で使用されていたチョコレートはビターチョコレートが主に使われていたのだけれど
チョコレートには、ホワイトチョコもあるしイチゴチョコもあるし、
色々なチョコレートの種類があるから、それらを利用して色々な味のチョコレート菓子
が楽しめたら尚良かったが、ボリュームもあり目からも楽しめる
チョコレートアフタヌーンティーだった。
ウェスティンホテルのラウンジでは、季節ごとに違うテーマでアフタヌーンティーを
行っている様だから、また違う企画の時に足を運んでみたいと思った。
さあ、一流ホテルでの遊び、次は何をして遊ぼうか。